相続では、被相続人の財産(遺産)を誰がどのように承継するかが問題となります。 通常は、親族間の争いとなりますから、感情的対立が激しくなる傾向があり、経済的観点からのドライな調整が阻害される傾向が強く、弁護士が関与するのが相当と考えられる事案が多くあります。相続問題を処理するには、相続財産(遺産)の範囲・内容を特定し、これを適正に評価するとともに、生前贈与の有無、遺産の維持・増大への貢献等、広範囲にわたる事項を検討する必要があり、これらの問題への対応のためには、法律専門家である弁護士の支援を必要とするケースが多いといえましょう。